【壁、天井の査定 タバコのヤニ②】

特約なし

特約がない場合は、ガイドライン別表1を参考にします。

①臭いがなくクリーニングで落ちる程度のヤニ汚れ

この場合は、「通常使用の範囲」となり借主負担はありません。
ダメージマトリクスではAのレベルです。

②ヤニや臭いがひどい

この場合は、6年で1円残りとなる減価グラフを採用します。
ダメージマトリクスではCのレベルです。

壁が26㎡、天井が10㎡で合計36㎡の部屋を例にしてみます。

クロスの単価が1,300円、3.5年入居で減価グラフが40%とします。

その場合の借主負担は、1,300円×36㎡×40%=18,720円、貸主の負担が28,080円となります。

③若干の臭いや変色があり、クリーニングで落ちるかどうか微妙

1番厄介なパターンです。

借主負担なしとすると貸主から文句を言われ、貸主負担なしとすると借主から文句を言われ、まさに板挟み状態です。

ダメージマトリクスではBのレベルです。

間をとると借主負担20%で9,360円です。

ここからが管理会社の腕の見せどころです。

納得してもらえない場合は、10〜30%程度を借主に負担してもらうようにうまく交渉します。


不動産賃貸管理のRIEGLE

RIEGLEは、収益物件の管理業務、資産運用に特化したプロパティマネジメントを主な業務としております。まだ前橋市では馴染みのないものですが、空室率の高い地方都市にこそ必要とされる管理手法です。今までの不動産業界の慣例とは異なる手法で、収益不動産の利益最大化を図ることができます。

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