【ガイドラインって何?】

 よく敷金精算の話題で、「ガイドラインではこうなっている」という話を耳にします。

 この「ガイドライン」とは、平成11年に旧建設省が初版を発行し、改訂版が平成16年2月に、最改訂版が平成23年8月に国土交通省から公表された『原状回復をめぐふトラブルとガイドライン』という冊子のことです。
 
 ガイドラインでは、トラブルを未然に防ぐための様々な提言がなされています。

 また、原状回復の定義が示され、いろいろな事例で別表で分類して、貸主と借主のどちらが負担すべきかを示しています。

 ガイドラインの記述では、「ガイドラインには強制力はない」とされています。

 しかし、裁判所の判断がおおむねガイドラインに沿った内容で下される場合が増えてきており、現実には法律と同じような効果を持ち始めています。

 よって、敷金の精算を行う際には、よくガイドラインを理解して実務を行わないとトラブルになってしまいます。

 また、トラブルになってしまったときの少額訴訟や行政機関への相談等紛争解決の制度も紹介されています。

 さらに紛争になってしまった場合の解決方法も記載されています。

 その他Q&Aや様々な裁判例が掲載されており、具体的な事例をわかりやすく紹介しています。

 現在このガイドラインは、冊子として頒布されていますし、国土交通省のウェブサイトからダウンロードもできます。

不動産賃貸管理のRIEGLE

RIEGLEは、収益物件の管理業務、資産運用に特化したプロパティマネジメントを主な業務としております。まだ前橋市では馴染みのないものですが、空室率の高い地方都市にこそ必要とされる管理手法です。今までの不動産業界の慣例とは異なる手法で、収益不動産の利益最大化を図ることができます。

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